片山のデザインプロセスに欠かせない模型から実際の空間を疑似体験し、さらには片山の頭の中をのぞき込んでいるかのような趣の展覧会。空間全体、素材のバランス、動線、空気感といったものが把握できるのが模型であると同時に、そこには片山率いるWonderwallのデザインそのものが凝縮されている。2010年に開催した第一回に続く今回は、よりグローバルに活動の幅を広げ、プロジェクトの規模や在り方が拡大・進化を続けている軌跡も見て取れるよう構成。10のプロジェクト模型が、来場者に片山のデザインの魅力とこれからの可能性を強く訴えかけた。